アイデンティティは長く使うものだから、しっかり吟味!

リーディングス戦後日本の思想水脈(1) 平和国家のアイデンティティ

リーディングス戦後日本の思想水脈(1) 平和国家のアイデンティティ

平和国家のアイデンティティ 岩波書店リーディングス センゴ ニホン ノ シソウ スイミャク 発行年月:2016年06月 ページ数:348p サイズ:全集・双書 ISBN:9784000270335 酒井哲哉(サカイテツヤ) 東京大学大学院総合文化研究科教授。

日本政治史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 1 終戦から講和へ(国際民主生活の原理(一九四六年)/文化国家の理念(一九四六年)/三たび平和について(一九五〇年))/2 革新ナショナリズムの形成(二つの世界とアジアの課題(一九五一年)/世界史における現代のアジア(一九五五年)/革新ナショナリズム試論ー新たな国民像を求めて(一九六〇年))/3 現実主義論争とその背景(中立日本の防衛構想ー日米安保体制に代るもの(一九五九年)/現実主義者の平和論(一九六三年)/日本民族について(一九六四年)/憲法第九条をめぐる若干の考察(一九六五年))/4 変容する思想空間(東京裁判・戦争責任・戦後責任(一九八四年)/日本はみずからの来歴を語りうるかー「世界史の哲学」とその遺産(一九九〇年)/なぜ、平和のリアリズムかー『平和のリアリズム』序(二〇〇四年)) 「敗戦国日本は平和国家へと転換した」ーいささか食傷するほど語られてきたこの常套句は、果たして本当にそうであったのか?戦後論壇を彩った名著から浮かび上がるのは、戦前のアジア主義の残滓が陰に陽に影響を及ぼしながら、帝国主義とアジア主義、冷戦構造、果ては世代の問題まで、さまざまな対立軸が織りなす、保守と革新の入り組んだタペストリーであった。

平和の理想(革新勢力)と現実(保守勢力)との二項対立的な図式を超えて、21世紀の「平和国家」の拠って立つ地盤を模索するための、今なお新鮮さに満ちた13篇を収録。

本 人文・思想・社会 社会科学

レビュー件数0
レビュー平均0.0
ショップ 楽天ブックス
税込価格 5,184円

Weekly Ranking Top 5

アイデンティティ関連アイテムの週間売上トップ5

Popular items in our shop

当店で人気のアイデンティティ関連アイテム

アイデンティティ 関連ツイート