アイデンティティは長く使うものだから、しっかり吟味!

アイデンティティの多層性 岩本和子 石部尚登 松籟社ベルギー トワ ナニカ イワモト,カズコ イシベ,ナオト 発行年月：2013年12月 ページ数：295， サイズ：単行本 ISBN：9784879843227 岩本和子（イワモトカズコ） 神戸大学大学院国際文化学研究科・教授。

専攻はフランス語圏文学・芸術論（ベルギーのフランス語文学、スタンダール研究）。

博士（文学） 石部尚登（イシベナオト） 日本大学理工学部・助教。

専攻は社会言語学（ベルギーの言語史、言語運動論）。

博士（言語文化学）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです） 第1部　政治と言語の複雑な関係（ベルギー連邦制の不安定化ー「非領域性原理」の後退と求心力の欠如／ワロン語の標準化ー方言学者と復権運動家の同床異夢　ほか）／第2部　言語と芸術活動の諸相（1）文学（解説（文学）ベルギーにおける文学／ティル・ウーレンシュピーゲルをめぐる“民族の記憶”ーシャルル・ド・コステルからヒューホ・クラウスへ　ほか）／第2部　言語と芸術活動の諸相（2）舞台芸術・アート活動（ベルギーの舞台芸術／ミシェル・ド・ゲルドロードにおける存在のモデルとしてのマリオネット　ほか）／第3部　歴史と交流（一六世紀前半ネーデルラントの統一と渉外活動ー一五二九年カンブレ平和条約履行におけるネーデルラント使節ジャン・ド・ル・ソーの機能／近代日本における商品陳列所の受容ーブリュッセル商業博物館からの学習と展開　ほか） 多言語・多文化状況を生きる国ベルギー。

様々な局面で複雑な課題を抱えるこの国をフィールドに、専門領域を異にする研究者が集結し、「多様性の中の統一」＝「ベルギー性」を探る。

本 人文・思想・社会 歴史 世界史